Planet Radio Station

PVじゃない、SF(Michael Jackson)

マイケルジャクソンの場合、通常のプロモーションビデオ(PV)の事を
ショートフィルム(SF)と呼ぶ。

確かに、楽曲のプロモーションを目的として作られるPVに比べて、
ストーリー性やら、単純に長さやらで、その枠を超えて
一つの短い映画(ショートフィルム)と言っても過言ではない。

そんなマイケルのショートフィルムを集めたDVDは、4枚あるのですが、
それぞれの収録曲が微妙に被ってたり、バージョン違いだったりして、
正直どれを買っていいのか非常に迷います・・・。

そこで、私は購入に当たり表にまとめて比べて見ました。

外せない所はやはり「Thriller」「Bad」「Black or white」でしょうか。
そうなると、必然的にアルバム「Dengerous」のクリップ集である「Dengerous」は除外。
DANGEROUS~ザ・ショート・フィルム・コレクション [DVD]DANGEROUS~ザ・ショート・フィルム・コレクション [DVD]
(2005/07/20)
マイケル・ジャクソン

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また、「ヒストリー・オン・フィルム」は「Bad」が無いので除外。
「Bad」無くして、MJのヒストリーの何を語ろうというのでしょうか。
ヒストリー・オン・フィルム VOLUME II [DVD]ヒストリー・オン・フィルム VOLUME II [DVD]
(2005/12/07)
マイケル・ジャクソンジャネット・ジャクソン

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すると、「Number Ones」と「グレイテストヒッツ」の2択なのですが、
ここはアルバム「Bad」派の人は「Man In The Mirror」「Dirty Diana」が収録されているのは
「Number Ones」だけなので、こちらをオススメします。
NUMBER ONES [DVD]NUMBER ONES [DVD]
(2004/03/10)
マイケル・ジャクソン

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ただし、「Bad」(と「The Way You Make Me Feel」)が猛烈に好きな人は、
ロングバージョンが収録された「グレイテストヒッツ」の方がいいかも。
ビデオ・グレイテスト・ヒッツ~ヒストリー [DVD]ビデオ・グレイテスト・ヒッツ~ヒストリー [DVD]
(2005/12/07)
マイケル・ジャクソン

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また、この先「Dengerous」を買う予定が全く無ければ、
ある程度「Dengerous」の収録曲を抑えた「グレイテストヒッツ」を、
でなければ「Number Ones」を・・・。

とはいえ、マイケルが急逝してから、マイケルのSMは連日放送されていますので、
DVDが売れに売れて、今や入手困難な状況。
選択の余裕も無いんですけどね。

ところで、私が一番好きなSFは実は「Thriller」でも「Bad」でも無く、
「Leave me alone」なのです。YouTube

コラージュ風の映像の中に、マイケルの世間に対するシニカルなメッセージが
沢山盛り込まれていて、しかもそれがとてもコミカルでお茶目。
曲自体は失恋ソングなのですが、これを見るとつい深読みしてしまい、
曲から受ける印象がガラッと変わってしまう、そんなSFです。

残念なことに先に紹介したDVDには、これは入ってません。

しかし、マイケルの主演映画(?)「ムーンウォーカー」の中に、
なんと「Leave me alone」のSFが含まれているんですよ。

ムーンウォーカー [DVD]ムーンウォーカー [DVD]
(2009/07/08)
マイケル・ジャクソンジョー・ペシ

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しかもこのDVDが7月7日発売ってなもんで、迷わず予約してしまいました。
映画としてはB級かもしれませんが、クリップ集としては必見
高画質の「Leave me alone」が早く見て見たい!

マイコーと私

King of pop マイケル・ジャクソンが26日に亡くなりました。

当日、会社が休みだった私は一日中テレビに釘付けで、
心肺停止状態という報道が、死亡に変わるまで、
いや、厳密に言えば死亡報道から数日間は、いまいち受け入れられませんでした。

何と言うか、「悲しい」とかそういう理由でなく、
私の中でマイケルはロボットとか、偶像というか、
なんか人知を超えた遠い存在みたいなもので、
まさか「死ぬ」なんて、人間みたいな事が起こるとは、思ってなかったんです。

「へぇ〜、マイケルって死ぬんだ・・・」

みたいな感じで、実感無きまま数日を過ごしました。

何故か数ヶ月前に、突然マイケルのPVが見たくなって
ビデオクリップ集「Number Ones」と、「Live in Bucharest」を買いました。

これも何かの前ぶれだったのでしょうか。
悪い予感が当たるのは、実に気味が悪いですね。

それにしても、

最後のカーテンコールと言われたロンドン公演を目前に控えての急逝は、
これまでのマイケルの人生、そして、
この年齢に来て大規模な公演を決意した真意などを考えると、
とてもいたたまれなく感じ、

それまで、余りに遠すぎて、現実離れした存在であったマイケルが、
やはり一人の人間であり
多分私のように、勝手な思い込みや、色眼鏡でしか見られない
多くの人々の存在に、苦しまされて居たんだろうと、
今更ながら、自分勝手に心が痛んでいます。

幼児虐待の疑惑についても、
「あのマイケルだから、何してもおかしくない。」
などと、内心は適当に有罪だと思っていました。

そして死亡報道の後、ネットでインタビュー動画などを沢山見ました。
(特にPrivate Home Moviesは英語しかなかったけど、2時間分ぐらい全部見ました。
半分ぐらい意味が解らなかったけど、翻訳される以上に、
彼の声や仕草に集中できて、良かった様に思います。)

本当の事は解りませんけど、
私には、ただ純粋に子供が好きで、子供たちを心から友達だと思ってる、
まぁ、ちょっと変わった大人ぐらいにしか見えませんでした。

あの次第に白く変化した肌も、異常性白斑という皮膚の病気だったとか。
(それを証明するような画像も多く残されています)

人前にその体をさらさなければならない仕事柄、
まだらの肌が見えないように、メイクを工夫し、治療をする事は、
かなりのストレスだったでしょう。

その上「全身皮膚移植」だとか「黒人が白人に魂を売った」
みたいな誤解を受けて、どんな気持ちだったでしょうか・・・。

それでも他人を攻撃することなかったマイケルは、
単純に人として、すごく尊敬します。

なんというか、見るからにピュアでありながら、
ハリウッドショウビジネスの世界でKINGとして君臨し続けた結果が、
このたびの突然のお別れなんでしょうか。

はぁ・・・、切ないねー、本当に。

「陰日向に咲く/劇団ひとり」

陰日向に咲く陰日向に咲く
(2006/01)
劇団ひとり

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某所にて「文学賞狙えるレベル」と評判が良かったので、
一度読んで見たいと思いつつも、いつも図書館が貸し出し中で、
気が付けば早数年。

著者も個性的な顔のジュニアモデル出身タレントと結婚したりして、
時の流れの速さを感じます。

とりあえずページを開いて字の大きさ行間の幅広さに驚いた訳ですが、
まぁ、これはあくまで「タレント本」の部類に入るから仕方ないのかな。
正直、お金出して買うには気が引ける。

で、内容の方ですが、悪くは無いと思います。

ただ、「文学賞取れるレベルか?」というと、微妙・・・。

しかし、過去に賞を獲った作品を思い出して見ると、
そもそも「文学賞のレベル」自体が、それ程高くないようにも思えるし、
逆に、すごく面白いのに無冠の作品もあるしで、
確かに、別にいい意味じゃなく「文学賞獲れるレベル」にはあるのかも。

一つ一つの話はそこそこ面白いのですが、
それぞれの話を微妙にリンクさせるという試みは、悪い方向に働いて、
読んでて無理やり感や違和感を感じる。

また、物語のラストで読者を驚かせようという企みも、
さすがに全部続くと「またか・・・」って感じで飽きてくる。

あと、全体的な世界観が見えてこない。

まだデビュー作だからという意見もあるかもしれないが、
デビュー作こそ、作者像がもっとも凝縮されるように私は思う。

沢山の本を読んだ人が、面白いお話を作ろうと頭をひねったら、
こんな作品が出来るんだろうと思うけど、
作者の底が見えたような気がして、次回作への期待は薄いなぁ。

「アヒルと鴨のコインロッカー」

アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]アヒルと鴨のコインロッカー [DVD]
(2008/01/25)
濱田岳瑛太

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大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、奇妙な隣人の河崎(瑛太)に出会う。初対面だというのに河崎は、同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ちかける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日、モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた……。


休日にBSで見た。

軽い始まり方で、あまり構えずに見始めたところ、
なんか思いのほか重たい内容だった。
しかし、そこまで来て引き換えす事も出来ず最後まで見る。


重たいというのはやはり、ストーリーに「動物虐待」「人の死」が絡んでいるせい。

しかも、主人公の気持ちの置き場と全く別の場所で事件が起こり、物語が進んでいたのに
それに突然片足を掴まれた時の驚きや戸惑いが、
今、とても平凡に、かつ平和に生きている自分の視点と、とても重なりやすい。

後味は決して良くない。

爽やかな終わり方の様で、何か心に重たいモノが残る。
(特に、動物好きの人は、相当キツイ)

しかし、正義って何なんだ??とか、考えさせられる内容ではある。

映画として見れば、トリッキーなストーリー展開がなかなか見事で、
最後まで“ぐっ”と世界に引き込む力があり、それだけでも
見ごたえがあったと言えるので、どうにも拒絶反応を示す人以外には、薦めたい映画です。

オススメ度 ★★★★☆

「きりぎりす/太宰治」

きりぎりす (新潮文庫)きりぎりす (新潮文庫)
(1974/09)
太宰 治

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太宰治生誕100周年という事で、書店でも特設コーナーが設けられたり、
映画化やドラマ化、舞台化なんかで騒がれておりまして、
今年は太宰がアツいみたいですね。

で、「ダヴィンチ」の特集でいちばんオススメされていたので、
この「きりぎりす」という短編集を読んでみました。

確かに、ダヴィンチがオススメするだけあって、
自己嫌悪、自嘲、悪口、自己愛、自己批判、いいわけ・・・などなど
太宰治の魅力が「これでもか」とぎっしりつまった、読み応えのある作品でした。
確かに、ある意味で代表作と言えるのかもしれません。

つらつらと並べて見ると、太宰治の魅力ってやっぱりその
「ダメさ加減」に尽きると思うんだけど、
それを文学作品にまで昇華させちゃうテクニックは、
やはり只のダメ人間じゃなくて文豪たる所以なんだなぁ。

まあ正直、この短編は割りと笑いどころが満載で、
終始噴出しながら読んでた訳ですが、
間違っても太宰のダメさを「繊細さ」という言葉で肯定してしまう、
イタイ大人にだけは成るまいと思います。

バーのカウンターで、ジャズを聞きながらウィスキー片手じゃなくても
本は読めますからねぇ。

どんな作家も「ist」が付くと良い事が無い。

これは定説だな。。。(それを傍観するのは楽しいけど)